設立の目的及び活動

沿 革

1.設立の目的

ギター音楽の可能性を求めた研究と演奏会を展開し、ギター音楽の普及を図る。ギター音楽の可能性を求めた研究と演奏会を展開し、ギター音楽の普及を図る。 良質のギター音楽を提供し、我が国の芸術文化の振興および普及に寄与するためギター演奏会の開催を実施すると共に、将来を見据えたギタリスト育成にも力を注ぎ、コンクールおよび講習等を実施していく。

2.沿革

・ 1949年(昭和24年)第1回ギターコンクール(現在の東京国際ギターコンクール)が開催された翌年、現代日本ギター連盟が設立された。
・ 1966年(昭和41年)11月22日に現代日本ギター連盟を母体として、ギター音楽の研究と普及によって文化の発展に寄与することを目的に、文部科学省に認可され、社団法人日本ギター連盟(JAPAN FEDERATION OF GUITARISTS)となった。
・ 2010年(平成22年)11月18日内閣総理大臣より答申を受け、同年12月1日公益社団法人日本ギター連盟となった。
・連盟は、日本の音楽土壌を豊かにし、特に、ギター普及興隆をもって一般公衆へ芸術文化を寄与してきた、と同時に、ギタリストの社会的地位の向上を計ってきた。また、国際的視野に立ち、日本のギター音楽の水準を高め、内外での認識を広げるよう、地道な活動を行い、広く我国の文化の発展に寄与してきた。

活 動

公益1事業

 定款第5条第1号 ギター音楽の可能性を求めた研究と演奏会を展開し、ギター音楽の普及を図る(当該事業の事業比率20%)
 このコンサートは、我が国のギター音楽の水準を高めることを掲げ、それを実施することにより聴衆を育て続けてきた。今日ではギター音楽は芸術文化の中の一員になり、我が国の文化活動に一役買い、今や若いギタリスト達が台頭し、その活躍の場にファンが集まる様になっている。

ギターコンサート

 ギター音楽の可能性を追求し、広くギターファンへギター音楽の素晴らしさを広めていくことを目的として開催する。理事会にて表題を選定し、また、正会員ギタリストより出演者を選考する。コンサートホールで開催する。

若いギタリストによるギターコンサート

 連盟における次代を担う若い正会員ギタリストが活躍できる場を設け、我が国のギター音楽界の活性化になると同時に、将来ギタリストとして活躍を希望している次の若者にとって一つの目標となるコンサートとするのが目的。正会員ギタリストの若い世代が出演し、コンサートホールで開催する予定。

演奏会によるギター啓発活動

 小中学校校内コンサートを実施し同時に音楽教職員にギターの奏法及び演奏の理解を深めるための演奏会の実施。


公益2事業

定款第5条第2号 ギタリスト育成において行うコンクール及び講習会の推進(当該事業の事業比率60%)
 我が国の次代の芸術界を担う創造性豊かな新進芸術家を育成することを目的として実施する事業。この事業の開催は、一般公衆に自己の音楽を表現し、将来、良い演奏家となるきっかけを与える演奏の場を設け、若い才能ある音楽家の育成を目的として実施する。また、新進ギタリストである海外の同年代の才能ある音楽家との競演によるコンクールを設け、多くの質の高い音楽家、ギタリストを輩出することを目的としている。若いギタリストは、この中で多方面において勉強している者たちとの交流により、互いの文化を吸収し合うと同時に多くの勉強の課題も得ることになる。このことは、将来、わが国のギター音楽の発展興隆は固より、我国の音楽文化の発展に寄与することにもなる。

若きギタリストによる演奏会

 我が国のギター界の将来を担う文字通り若き精鋭を集い、一般公衆に披露し育んでもらうために開催。新進ギタリスト育成事業の一環として2011年より実施。 現在、我国の音楽大学ギター科に於いて実際に勉強中の履修者を学校推薦または教授推薦を得る条件を付して公募、また、22才から35才までのギター修得者で、指導を受けた者からの推薦を得る条件を付して公募、どちらも必要書類、20分の演奏録音を添えて応募された者の中から、理事会で審査し、演奏に耐える力の上位の者を推薦し実施する。

東京国際ギターコンクール

 良質の若いギタリスト育成に欠かせない事業として、立ち後れていたギター音楽界にギタリストを輩出するために昭和24年にスタートした。昭和57年に我が国のギタリストが世界に引けを取らないものにするには、諸外国の若者と同じ土俵に上がり切磋琢磨させることが必要という発案から現在の東京国際ギターコンクールと改称し、世界へ発信し若者の登竜門として今日に至っている。 今年56回目を迎える東京国際ギターコンクールは世界で一番長く開催しているギターのコンクールであり、また、レベルが高く今世界で一番難しいコンクールといわれている。 音楽家としての資質を見定めて任意に必要な採点をし、その結果、技能、技術、音楽性、芸術性及び将来性ある者を選んでいる。最終結果は、全審査員の四分の三以上の賛同によって第一位入賞者を決め、文部科学大臣賞、駐日スペイン大使杯を授与、同様に第二位を決め東京都知事賞を授与する他にスポンサー提供の賞金賞品等が授与される。

東京国際ギターコンクール優勝者による全国ツアー

 人材育成に関わる事業として開催している本コンサートは、(2)「東京国際ギターコンクール」の前年の優勝者によるソロコンサート。各地域のギター音楽発展向上のきっかけとなることを試み第42回東京国際ギターコンクールの優勝者より行っているこのコンサートは、東京において本年のギターコンクールの第2次予選と本選の間に開催するほか、株式会社ヤマハミュージックジャパンや地方の連盟正会員の協力を得て、同社の各支店ホール等全国10ヶ所を目標に開催。

ギター大好きみんな集まれギターコンペティション

 愛好家のレベル向上とギター音楽の振興を図るために行う本事業は、平成19年に第50回東京国際ギターコンクール開催記念事業としてスタートした。全国を北海道は札幌、東北は山形、関東甲州は東京、北陸信越は新潟、東海中部は浜松、関西は大阪、中国四国は広島、九州沖縄は長崎と8会場に分け地区大会を開催。応募方法は、年齢にそって8部門としている。(1)幼年の部0から9歳、(2)児童の部10才から12才、(3)ジュニアの部13歳から16歳、(4)青少年の部17歳から22歳、(5)成人の部23歳から35歳、(6)ミドルエイジの部36歳から50歳、(7)シニアの部51歳から60歳、(8)ゴールドエイジの部61歳から70歳、(9)プラチナゴールドエイジ部71歳以上となっている。幼年児童及び15歳までのジュニアにおいては、情操教育の一環にもなっている。地区大会において金賞を取った者が東京で行う全国大会へ参加出来る。現在では、200余名の参加者を得ており、我が国のアマチュア最高のイベントと化している。

技術取得の認定(グレード認定)

 講習会の開催と同時に、資格付与として申請者の技能技術が一定の水準に達しているかの認定試験を行い、達していれば申請者に資格を付与することとしている。この資格付与は、グレード認定と銘打ち、グレード8級から1級及びディプロマとなっている。

講習会・ワークショップ

 ギター音楽の人材育成を底辺から行う事業として実施している。これらの講習会は、いずれも連盟の主催あるいは共催により実施しており、主に理事会において都度選定される連盟正会員ギタリストを講師とし、広く一般を対象に実施している。

講習によるギター啓発活動

 小中学校校内ギター奏法の講習会を実施、及び音楽教職員にギターの奏法及び演奏の理解を深めるためのワークショップの実施。